Google Books Ngram Vieweで使用される言葉の盛衰が分かる [技術動向]
Tofu vs. Hotdog: Charting the Evolution of the American Diet Over Time With Google's Latest Gadget
Google LabsがリリースしたBooks Ngram Viewerを使えば、
本の中で使われている言葉の盛衰が分かる。
これを使うと、例えば検閲のトレンドが分かる。
ユダヤ系の芸術家マルク・シャガールは、
1936年から1944年の間にドイツの文学には1回しか登場しない。
ロシアの革命化レフ・トロツキーや、中国の天安門事件、
アメリカのハリウッド・テンなどもまた然りである。
時の移り変わりの速さの変化も分かる。
“1880年”について書かれている本は1912年までに半減するが(32年かかるが)、
“1973年”について書かれている本は1983年までに半減する。
Googleのエンジニアとハーバード言語学者は、このような解析によって分かることを
“culturomics”という新しい科学と位置づけている。
“culturomics”とは、莫大な量のデータを収集解析し人類の文化を学ぶこと、と定義している。
(この元記事の筆者は“Food Editor”なので、)
Books Ngram Viewerを使うと、
“豆腐”と“ホットドッグ”の出現頻度を比較することもできる。
1920年からともに増加を始めるが、1980年に豆腐が圧倒的な勢いでホットドッグを抜き去る。
色々なFoodに関する言葉を比較して、
culturomicsがアメリカの食について何を教えてくれるかを確認した。
“豆腐”と“ホットドッグ”は、その結果の氷山の一角である。
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