ジェスチャ認識をする手術システム [技術動向]
Future Surgeons May Use Robotic Nurse, 'Gesture Recognition'
手術中に、ナースロボットを操作したり、ディスプレイに画像を表示させるために
ジェスチャ認識を利用する研究が進行中である。
ジェスチャを利用することで、ディスプレイに画像を表示させるためのPCを
触る必要がなくなるため、2次感染などを予防することが出来る。
映画「マイノリティ・レポート」を見た方なら、トムクルーズがやっていた
あの操作イメージである。
このようなインテリジェンスな手術システムの分野においては
音声認識が主流であるためジェスチャ認識はさほど研究が進んでいない。
この研究が他の研究と違うところは、
手術の流れを理解し、次に何の機器が必要かを予測するところにも
力を注いでいる点である。
なお、この研究ではジェスチャ認識にMicrosoftのKinectを利用している。
この研究者は、下記のような項目がシステムにおける必須条件だと
考えている。
- シンプルなジェスチャ
- ユーザは特別な装置を身につける必要がない
- 低コスト
- 認識できたかどうかの明確なフィードバック
- 高い認識精度
- 医師がした無意識のジェスチャをご認識しない
- あらゆる手術室環境(照明の具合など)にすばはやく適応できる
記事の内容は以上。
ロボットはヒューマンエラーがないため、
場合によっては人間よりも信頼性が高いけど、
やっぱり自分の命に関わる手術となると不安。
そのロボットがジェスチャ認識で動くとなるとさらに不安。
こう思う人が大多数だと思うが、いつかそうじゃなくなる日が
来るのだろうか。
しかし、Kinectを使っているとは興味深い。
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